駐車場のカーポートやベランダの屋根の波板をDIYで交換・張り替えする方法

波板交換のアイキャッチ

この記事では、駐車場のカーポートやベランダの屋根に使われている波板をDIYで交換・張り替えする方法を写真付きで解説しています。

駐車場のカーポートやベランダ屋根の波板は、古くなると黄ばんだり割れてしまったりあまり見栄えが良くないですよね。

そんなときは波板を交換するだけでとってもきれいになります。

  • 材料代は6千円〜
  • ドリルで穴をあけてフックを掛けるだけ

波板はDIYでも案外簡単に交換できます。ただ、決まったルールで取り付けしないと風で飛んでいってしまう・・・なんてことになってしまうので、注意が必要です。

この記事では波板メーカーの資料を参考に詳しいやり方をまとめたので、ぜひチャレンジしてみてください。

ビフォーアフター

Before

リフォーム前の駐車場の波板

After

波板交換後のカーポート

この記事で分かること
  • カーポートやベランダの波板をDIYで交換する方法
  • リフォームに必要な資材・道具
  • リフォーム費用と作業時間の目安

DIYリフォーム前の駐車場のカーポートの屋根の波板

リフォーム前の駐車場の波板

古くて黄ばんでしまった駐車場のカーポートの波板。

貸家(物件1号)の駐車場です。僕が物件購入した時点で築25年ですが、おそらく波板も25年もの。すっかり黄ばんでしまってあまり見た目が良くありません。

今回、このカーポートの屋根の波板を交換していきます。

交換する前に、波板の選び方や施工時の注意点についてメーカー資料を参考に解説しておきます。

カーポート・ベランダの屋根の波板交換で知っておきたいポイント

波板の材質を選ぼう

波板の材質は、大きく分けると5種類あります。

波板の種類 耐用年数
塩ビ波板 2~3年
ガラスネット入塩ビ波板 4~5年
ポリカ波板(ポリカーボネード) 7~10年
トタン 5~7年
ガルバリウム鋼板 7~10年

(参考:コメリドットコム

塩ビ波板は安いですが、耐久性が低い(耐用年数2~3年)ためおすすめしません。カーポートやベランダの波板ならポリカ波板を選びましょう。

MEMO
ポリカ波板には裏表の指定がある場合があるので覚えておきましょう。(商品ラベルに裏表の指定の記載があります。)

波板の規格を知っておこう

波板の規格(サイズ・波数)

(参考:ポリカナミイタ総合技術資料

波板には大きく分けて4つの規格があり、それぞれ断面形状が決められています。カーポートやベランダの波板なら鉄板小波が一般的です。

波板のサイズも規格によって決まっていて、鉄板小波なら次のように波板の幅と長さが決まっています。

波板の寸法・サイズ

(参考:ポリカナミイタ総合技術資料

上の図以外にもサイズはありますが、一般的なカーポートなら

  • 幅655mmの波板を複数枚使用する
  • 長さはカーポートに合わせて決める

波板の購入前にカーポートのサイズを測り、波板の必要枚数を決める必要があります。

波板を複数枚張り合わせる際には重ね代などの細かなルールがあるので、必要枚数の計算方法を解説します。

波板の必要枚数の調べ方

波板の必要枚数の計算方法・調べ方

(参考:ポリカナミイタ総合技術資料

波板を複数枚使用するとき、鉄板小波なら重ね代は2.5山(80mm)以上と決まっています。そのため、波板の実際の幅より2.5山分(80mm)小さくなってしまうので注意が必要です。

そこで、「波板の幅(655mm)」から「重ね代の幅(80mm)」を差し引いた「有効幅(575mm)」で必要枚数を数えます。

最後の1枚だけ重ね代がないので、波板を設置する幅から80mm差し引いて有効幅で割れば必要枚数が計算できます。

必要枚数 = (波板を設置する幅 – 80mm) ÷ 575mm ※小数点繰り上げ

 

参考に、幅5mの場所に設置したい場合の計算例を載せておきます。

計算例(幅5mの場所に貼る場合)
(5000mm – 80mm) ÷ 575mm ≒ 8.56 → 必要枚数9枚(小数点繰り上げ)

必要枚数はピッタリ割り切れないので、実際の設置するときには波板を重ねる山の数を調整します。

波板を重ねるときにも規格で決まったルールを守る必要があるので、見ていきましょう。

波板を重ねるときのルール

波板を幅方向に重ねるときのルール

(参考:ポリカナミイタ総合技術資料

幅方向に重ねるときに気をつけることは次の3つです。

  1. 重ねる山の数は2.5山(鉄板小波の場合)
  2. 重なり部分の上側の端は山が下向き
  3. 重なり部分の下側の端は山が上向き

これらは、波板を重ねたときに水漏れしにくいようにするために決まっています。下側の波板の端が上向きなら、水は波板の谷に向かって流れるので水漏れしにくくなります。

 

波板を流れ方向に重ねるときのルール

(参考:ポリカナミイタ総合技術資料

流れ方向に重ねる場合は、波板の傾きに応じて重ね代が決まっています。

屋根の傾き 2.5/10 3/10 4/10 5/10
重ね代(mm) 180以上 150以上 120以上 100以上
MEMO
下流側の波板が下に来るように重ねます。

波板を止め具で固定するときのルール

止め具は取り付け先(カーポートやベランダの枠組み)の素材や形によって変わります。元々取り付いていたものと同じものを選べば大丈夫です。

木製の枠組みなら釘タイプ、フレームなどに引っ掛けるならフック、パイプなどは丸・角型のフックを使用します。

 

止め具の取付間隔は規格で決まっており、カーポートやベランダでよく使われる鉄板小波の場合のルールを解説します。

波板の止具を取り付けるときのルール

(参考:ポリカナミイタ総合技術資料

  1. 中間部は6山間隔
  2. 端末部は3山間隔

中間部や端末部(波板の周囲)の決め方は次のとおりです。

波板の周囲の端を止め具で固定するときのルール

(参考:ポリカナミイタ総合技術資料

波板を設置する範囲の端から10%の周囲は通常より細かい間隔(3山)で固定します。

 

波板の軒先の長さのルール

(参考:ポリカナミイタ総合技術資料

軒先として出てよい幅も決まっており、通常は100mm以内です。(強風地域では50mm以内)

注意
台風の通過地域や強風地域では、中間部でも取付間隔を細かくすると良いです。

 

止め具の間隔以外にも、取り付けで注意すべきポイントがあります。

  1. 波板の山に穴をあける
  2. 波板の一番端は固定する
  3. 波板の山がつぶれるほど締め付けない
  4. 穴は止め具より1~2mm大きくする

特に波板は温度で変形するため、変形を考慮して止め具よりも1~2mm大きくし、力を逃がす必要があります。

波板が熱で膨張する実験

(参考:ポリカナミイタ総合技術資料

注意
夏と冬、日中と夜間などで温度差が出るため、変形しても大丈夫なように穴は大きめに開けましょう。

 

では、実際に僕がカーポートの波板を交換したときの様子を解説していきます。

カーポート・ベランダの屋根の波板を交換するために準備したもの

ポリカ波板

透過系のブロンズ色のポリカ波板

今回取り付けるブロンズ色のポリカ波板。

ホームセンターでブロンズ色のポリカ波板を購入しました。1枚たった800円。合計6枚購入しました。

ブロンズなどの暗い色なら汚れてもあんまり目立たないと思います。

注意
間違っても塩ビ波板を選ばないように注意しましょう。

波板取り付け用フック(止め具)

波板取り付け用L字フック

波板をカーポートの枠組みに固定するためのフック。

今回は、カーポートの枠組みに引っ掛けるタイプの止め具を購入しました。耐久性を考えると金属製のほうが良かったかもしれません。

こちらもホームセンターで購入し、50個入で1000円ほどでした。

波板の張替えに必要な道具

波板に穴をあける必要があるので「電動ドリル」は必須です。「高圧洗浄機」は古い波板を取り外したあとにカーポートの枠を洗浄するのに便利です。

波板交換はカーポートの屋根の上の作業なので、大きめの脚立は準備しておきましょう。

カーポート・ベランダの屋根の波板をDIYで交換・張り替えする方法

リフォーム手順

STEP1
古い波板を取り外す

波板の取り外し

古い波板を取り外します。どうせ捨ててしまうのでバキバキと壊しながら取ります。

取り外した波板

全て取り終わると結構な量になりました。

汚れた波板

外した波板を見るとこんなに汚れていました。
STEP2
骨組みを清掃する

汚れたカーポートの骨組み

波板を外すと骨組みだけになります。骨組みはホコリや砂で汚れているので清掃しておきましょう。

高圧洗浄したカーポートの骨組み

黒い汚れがなくなりきれいになりました。
MEMO
高圧洗浄機を使うと一気に汚れを取れるので便利です。僕はケルヒャーの高圧洗浄機を愛用しています。
STEP3
新しい波板を枠にはめ込む

波板をカーポートの枠組みにはめる様子

綺麗になった骨組みに挟み込むように波板を設置します。
注意
  • 水漏れを防ぐために下側になる波板の山の端は上向きにする。
  • ポリカ波板の場合、裏表に注意する
STEP4
波板の穴あけ箇所を決める

波板に穴をあける場所

波板の穴あけ箇所をあらかじめ決めておきます。
注意
  • 6山ごとに穴をあける
  • 上に重なる波板(2枚目)の端を固定するための穴をあける
  • 2枚目と重なる幅は2.5山分

おーき

今回のカーポートでは四辺とも取付枠の間に差し込めるようになっているので、すべて中間部として6山間隔としました。
STEP5
電動ドリルで波板に穴をあける

電動ドリルであけた波板の穴

電動ドリルを使って波板の山の部分に穴をあけました。
注意
  • 2枚目と重なる幅は2.5山分
  • 波板の山に穴をあける
  • 穴は止め具より1~2mm大きくする
STEP6
波板にフックを掛ける

波板取り付け用L字フック

波板にあけた穴にL字のフックを入れて、カーポートの骨組みに引っ掛けて固定します。

ポリカ波板にあけた穴にL字フックを取り付けた様子

骨組みに引っ掛けるようにL字フックを取り付けました。
注意
波板の山をつぶさないように注意しましょう。
STEP7
波板を横に取り付けていく

波板の取り付け完了

ひたすらドリルで穴あけしてL字フックを骨組みに引っ掛けていく作業をしたら完了です。
波板の交換完了
Before

リフォーム前の駐車場の波板

After

波板交換後のカーポート

リフォームに必要な資材・道具の一覧

使用資材 説明
使用道具 説明

リフォームにかかる費用と作業時間の目安

リフォーム費用

  • 6尺サイズのポリカ波板:6枚 × 800円 = 4800円
  • ワンタッチフック(50個入):1000円
  • 合計:5800円

作業時間

  • 波板交換作業:4時間

 

まとめ|波板の交換・張替えは取り付けルールさえ守ればとても簡単!

カーポートの波板の交換費用は6000円ほどと案外安く、作業時間も4時間ほどで終えることができました。

取り付けルールさえ知っておけば特に専門的な技術も必要なく、初めてでも簡単に交換できると思います。

見た目がとても良くなりコストパフォーマンスも良いので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

 

ポリカ波板には透明のものからエンボス加工、乳白色などいろんな見た目があります。こちらのページでポリカ波板の見た目のイメージが付きやすいので覗いてみてください。

参考 エスロン ポリカ波板 全6色スマイルガーデン 楽天市場店

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