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カーポートやベランダの屋根の波板をDIYで張り替える方法【交換費用・必要道具・注意点まとめ】

カーポートやベランダの屋根の波板をDIYで張り替える方法・手順・費用まとめ

この記事では、駐車場のカーポートやベランダ、テラスなどの屋根に使われている波板をDIYで交換・張り替えする方法を写真付きで解説しています。

カーポートやベランダの屋根の波板は、古くなって黄ばんだり割れたりしていると、あまり見栄えが良くないですよね。

そんなときは波板を交換するだけでとってもきれいになります。

  • 材料代は6千円〜
  • ドリルで穴をあけてフックを掛けるだけ

波板はDIYでも案外簡単に交換できます。

ただ、決まったルールで取り付けしないと風で飛んでいってしまう・・・なんてことになってしまうので注意が必要です。

この記事では波板メーカーの技術資料をもとに、詳しい張替え方法をまとめたので、ぜひチャレンジしてみてください。

ビフォーアフター

Before

DIYで交換リフォームする前のカーポートの屋根の古くて黄ばんだ波板

After

DIYで張替えした後のカーポートのポリカ波板

今回の記事で参考にしている技術資料はこちらです。

注意

波板交換で高所作業になる場合は、安全ロープなどを使って安全を十分確保してから作業しましょう。

DIYで交換リフォームする前のカーポートの屋根の古くて黄ばんだ波板

古くて黄ばんでしまった駐車場のカーポートの屋根の波板。

今回の作業場所は、平成2年築の貸家の駐車場です。

僕が物件購入した時点で築25年ですが、おそらく波板も25年もの。すっかり黄ばんでしまってあまり見た目が良くありません。

今回、このカーポートの屋根の波板を交換していきます。

カーポートやベランダの波板は風などで飛んでいくと危ないので、波板の製造メーカーの1つである「タキロンシーアイ」の技術資料を参考に解説しておきます。

カーポート(ベランダ・テラス)の屋根の波板交換を始める前に知っておくべきポイント

波板を張り替える際はきちんとルールを守らないと、風で飛んでいってしまったり雨漏りしたりしてしまう可能性があります。

そこで波板の製造メーカーの1つである「タキロンシーアイ」の技術資料等を参考に、知っておくべきポイントをまとめました。

波板の材質

波板の材質は、大きく分けると5種類あります。

波板の材質の種類耐用年数(目安)
塩ビ波板2〜3年
ガラス繊維入り塩ビ波板4〜5年
ポリカ波板(ポリカーボネード)7〜10年
トタン5〜7年
ガルバリウム鋼板7〜10年
参考:コメリドットコム

塩ビ波板は安いですが、耐用年数2〜3年と耐久性が低いためおすすめしません。カーポートやテラス、ベランダの波板ならポリカ波板を選びましょう。

MEMO

ポリカ波板には裏表の指定がある場合があるので覚えておきましょう。(商品ラベルに裏表の指定の記載があります。)

波板のサイズ規格

波板の4つの規格サイズ
参考:ポリカナミイタ総合技術資料

波板には大きく分けて4つの規格があり、それぞれ断面形状が決められています。

カーポートやベランダの波板なら鉄板小波が一般的です。

波板のサイズも規格によって決まっていて、鉄板小波なら次のように波板の幅と長さが決まっています。

波板の長さのサイズ例(鉄板小波)
参考:ポリカナミイタ総合技術資料

上の図以外にもサイズはありますが、一般的なカーポートなら

  1. 幅655mmの波板を複数枚使用する
  2. 長さはカーポートに合わせて決める

波板の購入前にカーポートのサイズを測り、波板の必要枚数を決める必要があります。

波板を複数枚張り合わせる際には重ね代などの細かなルールがあるので、必要枚数の計算方法を解説します。

波板の必要枚数の計算方法

波板の必要枚数の計算方法
参考:ポリカナミイタ総合技術資料

波板を重ねるとき、鉄板小波なら重ね代は2.5山(80mm)以上と決まっています。

そのため「波板の幅(655mm)」から「重ね代の幅(80mm)」を差し引いた「有効幅(575mm)」で必要枚数を計算します。

計算式では、あらかじめ最後の1枚の80mm分だけ「波板を張りたい幅」から差し引き、最後に有効幅で割ることで必要枚数を求めています。

MEMO

必要枚数は中々ピッタリ整数にはならないので、小数点を繰り上げて余分をもたせ、実際に張るときに重ね代を増やして長さ調整します。

参考に、幅5mの場所に波板を設置したい場合の計算例を載せておきます。

計算例
  • 波板を張りたい幅:5m
  • 必要枚数 = (5000mm – 80mm) ÷ 575mm ≒ 8.56 → 9枚
  • 余分な幅は、重ね代を増やして調整する

波板を重ねるときにも決まったルールを守る必要があるので、見ていきましょう。

波板を重ねるときのルール

波板の幅方向に重ねるときのルール
参考:ポリカナミイタ総合技術資料

波板を幅方向に重ねるときに気をつけることは次の3つです。

  1. 重ねる山の数は2.5山(鉄板小波の場合)
  2. 重なり部分の上側の端は山が下向き
  3. 重なり部分の下側の端は山が上向き

これらは、波板を重ねたときに水漏れしにくいようにするために決まっています。

下側の波板の端が上向きなら、水は波板の谷に向かって流れるので水漏れしにくくなります。

MEMO

流れ方向の長さが長くなる場合は、水漏れを防ぐために3.5山重ねても良いです。

波板を流れ方向に重ねるときのルール
参考:ポリカナミイタ総合技術資料

流れ方向に重ねる場合は、波板の傾きに応じて重ね代が決まっています。

屋根の傾き重ね代
2.5/10180mm以上
3/10150mm以上
4/10120mm以上
5/10100mm以上
MEMO

波板は、下流側の波板が下に来るように重ねます。

軒先の出幅のルール

波板の軒先部分の長さの決まり
参考:ポリカナミイタ総合技術資料

波板の端の軒先として出てよい幅も決まっています。

通常100mm以内が、多雪地域や強風地域では50mm以内とし、必要に応じて押縁などで固定します。

波板を留め具で固定するときのルール

波板を留め具で止めるときのルール
参考:ポリカナミイタ総合技術資料

留め具の取付間隔は規格で決まっており、カーポートやベランダでよく使われる鉄板小波の場合、次の間隔で固定します。

  1. 中間部分:6山間隔
  2. 端末部分・流れ方向の重ね部分:3山間隔
MEMO

上に重ねた波板の端は必ず留め具で固定します。

中間部や端末部(波板の周囲)の決め方は次のとおりです。

波板の端末部分の定義と止具の間隔
参考:ポリカナミイタ総合技術資料

波板を設置する範囲の端から10%の周囲は通常より細かい間隔(3山)で固定します。

波板に穴をあけるときの注意点

留め具を取り付けるとき、波板に穴をあける必要がありますが、穴あけの際に注意すべきポイントが2つあります。

  1. 波板の山に穴をあける
  2. 穴は留め具より1〜2mm大きくする

特に波板は温度で変形するため、変形を考慮して留め具の軸径よりも1〜2mm大きくし、力を逃がす必要があります。

下の図は、波板の熱膨張の試験の様子です。

波板の熱による膨張実験
参考:ポリカナミイタ総合技術資料

留め具の軸径よりも2mm大きな下穴をあけると、熱膨張してもあまり変形しません。

注意

夏と冬、日中と夜間などで温度差が出るため、変形しても大丈夫なように穴は大きめに開けましょう。

波板を固定する留め具の種類

波板の留め具には、大きく分けて次の4種類あります。

波板の留め具の種類(傘釘・ワンタッチフック・ボルトフック・ビスタイプ)
出典:株式会社ダイドーハント

留め具は取り付け先(カーポートやベランダの枠組み)の素材や形に合わせて選びます。

木製の枠組みなら釘タイプ、アングルやパイプに引っ掛けるならワンタッチフックやフックボルトを使います。

MEMO

基本的には、元々取り付いていたものと同じものを選べば大丈夫です。

留め具自体にも材質に違いがあり、

  1. プラスチック製
  2. ポリカ製
  3. ステンレス製

から選びます。

ポリカ波板など耐久性のある波板を使う場合は、耐久性のあるポリカ製またはステンレス製の留め具がおすすめです。

注意

ポリカ波板にプラスチック製の留め具を使用すると、留め具の方から劣化してしまい、波板を固定できなくなる可能性があります。

OKI
OKI

はじめての波板交換ではここまで気が回らず、安価なプラスチック製のフックを購入してしまいました。

波板を固定する留め具サイズの選び方

留め具にはいろんなサイズがあります。

留め具選びでは、波板の厚さと取り付け先の枠組みの寸法を考慮する必要があります。

波板の留め具の長さの選び方

B(フレーム厚)は、実際の枠組みの長さを測って確認します。

A(波板の全厚)は「①波板の谷の深さ」と「②波板自体の厚み」の和で求められ、それらは規格で決まっています。(一般的な鉄板小波なら9.7mm)

波板の規格による厚みの一覧を載せておきます。

波板の厚みの規格
参考:ポリカナミイタ総合技術資料

留め具にはクッション材が付いており多少の厚みが取られるので、実際に留め具を選ぶときは、留め具の長さに少し余裕があるものを選びましょう。

MEMO

丸パイプやチャンネル枠に取り付ける場合は、パイプの幅(W)にも注意して選びましょう。

カーポート(ベランダ・テラス)の屋根の波板を交換するために準備するもの

ここではカーポートの波板を張替えするときに準備するものを説明します。

ポリカ波板

新しく購入したカーポートの屋根の交換に使うポリカ波板(鉄板小波)

今回取り付けるブロンズ色のポリカ波板。

ホームセンターでブロンズ色のポリカ波板を購入しました。1枚たった800円。合計6枚購入しました。

ブロンズなどの暗い色なら汚れてもあんまり目立たないと思います。

注意

間違っても塩ビ波板を選ばないように注意しましょう。

波板取り付け用フック(留め具)

波板を固定するためのフック

波板をカーポートの枠組みに固定するためのフック。

今回は、カーポートの枠組みに引っ掛けるタイプの留め具を購入しました。耐久性を考えるとステンレス製の方が良かったかもしれません。

こちらもホームセンターで購入し、50個入で1,000円ほどでした。

波板の張り替えに必要な道具・副資材

①電動ドリル

②高圧洗浄機

③脚立

  1. 電動ドリル
    波板の穴あけに使います。
  2. 高圧洗浄機
    古い波板を取り外したあとの枠組みの掃除に使います。(必須ではありません。)
  3. 脚立
    高所作業になるので、ある程度の高さを持った踏み台が必要です。

カーポート(ベランダ・テラス)の屋根の波板をDIYで交換・張り替えする方法

では、実際にカーポートの屋根の波板交換する方法を写真付きで解説していきます。

リフォーム手順

注意

高所作業になる場合は、必ず安全ロープ等を使って安全を十分確保してから作業を開始しましょう。

古い波板を取り外す
カーポーのの屋根の古い波板を取り外す様子

古い波板を取り外します。どうせ捨ててしまうのでバキバキと壊しながら取ります。

カーポーのの屋根の古い波板を取り外した様子

全て取り終わると結構な量になりました。

取り外した古くて汚れた波板の様子

外した波板を見るとこんなに汚れていました。

枠組み(フレーム)を掃除する
掃除する前のカーポートの波板を取り付ける骨組み

波板を外すと枠組みだけになります。ホコリや砂で汚れているので掃除しておきます。

高圧洗浄機で掃除したあとのカーポートの波板を取り付ける骨組み

高圧洗浄機を使って一気にきれいに掃除しました。

新しい波板をカーポートの枠にはめ込む
新しい波板をカーポートの枠組みにはめ込んだ様子

新しい波板をカーポートの枠組みにはめ込みます。

注意点
  1. 下側になる波板の端の山は上向きにする
  2. ポリカ波板の場合、裏表に注意する
波板の穴あけ箇所を決める
波板の穴あけ箇所を決めている様子

波板の穴あけ箇所をあらかじめ決めておきます。

注意点
  1. 6山ごとに穴をあける
  2. 2枚目との重ね代は2.5山
  3. 上に重なる波板の端は穴あけする
OKI
OKI

今回のカーポートでは四辺とも取付枠の間に差し込めるようになっているので、すべて中間部として6山間隔としました。

電動ドリルで波板に穴をあける
ポリカ波板の山に電動ドリルで穴あけした様子

電動ドリルを使って波板の山の部分に穴をあけました。

注意点
  1. 波板の山に穴をあける
  2. 穴は留め具の軸径より1〜2mm大きくする
波板とフレームを留め具で固定する
波板を固定するためのフック

波板にあけた穴にL字のフックを入れて、カーポートのフレームに引っ掛けて固定します。

波板とフレームを留め具で固定した様子

カーポートのフレームに引っ掛けるようにL字フックを取り付けました。

注意点
  • 留め具で波板を潰さないようにする
波板を横に張っていく
波板を横に張り付けていく様子

1枚目が完了したら2枚目、3枚目と横にはっていけば交換完了です。

 
波板の張替え完了

ビフォーアフター写真

Before

DIYで交換リフォームする前のカーポートの屋根の古くて黄ばんだ波板

After

DIYで張替えした後のカーポートのポリカ波板

使用道具・資材の一覧

外観リンク

リフォーム費用と作業時間の目安

リフォーム費用の目安

項目数量単価金額
ポリカ波板(6尺サイズ)6枚800円4,800円
ワンタッチフック(50個入)1袋1,000円1,000円
合計5,800円

作業時間の目安

  • 波板交換作業:4時間

まとめ|波板の交換・張替えは取り付けルールさえ守れば自分でもできる!

カーポーのの屋根の古い波板を取り外す様子
波板を横に張り付けていく様子

カーポートの波板の交換費用は6,000円ほどと案外安く、作業時間も4時間ほどで終えることができました。

取り付けルールさえ知っておけば特に専門的な技術も必要なく、初めてでも簡単に交換できると思います。

見た目がとても良くなりコストパフォーマンスも良いので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

ポリカ波板には透明のものからエンボス加工、乳白色などいろんな見た目があります。

こちらのページを見るとポリカ波板の色のイメージが付きやすいので、のぞいてみてください。

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