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この記事では、パナソニックのけむり当番の火災警報器(報知器)を自分で取り付ける方法を写真付きで解説しています。
火災で死亡する最大の原因ってご存知ですか?
下のグラフは消防庁がまとめた火災による死者の原因を円グラフにまとめたものです。
「消防白書 – 総務省消防庁」によると、火災による死亡の最大の原因は逃げ遅れです。
気づいたときには火と煙で逃げられず亡くなってしまうんですね。
しかし、火災警報器が設置してあると寝ているときでも早く気づけるので、一番の死因である逃げ遅れを防いでくれます。
- 取り付けはドライバー1本でOK
- 価格は1個あたり2千円〜
数千円で買えて、取り付けも簡単なら付けない理由はないですよね。
家に火災警報器がないという方は、この記事に取り付け場所や火災警報器の選び方を詳しくまとめているので、ぜひ取り付けてください。
ビフォーアフター
Before
After
火災警報器(報知器)を自分で取り付ける際の注意点
火災警報器を取り付けるにあたり、注意すべきポイントは3つだけです。
- 火災警報器の設置場所
- 壁や天井、エアコンからの距離
- 火災警報器の種類(煙式・熱式)
僕は大家業をしているので、入居者さんの命を守るためにも必ず取り付けています。初めて取り付ける際には、消防署で消防隊員の方に話を聞いてきました。
火災警報器の設置場所は「寝室になる部屋」と「2階の階段」
火災警報器を設置する目的は「寝ているときに火災に気づかせること」です。
火災が原因で亡くなる可能性が高いのが夜間に起こる火災です。夜間に火災が発生すると平均より1.5倍死亡率が高くなります。
そのため取り付け場所は
- 寝室になる部屋
- 寝室のある階に登る階段
1階・2階など関係なく、寝室なら火災警報器を取り付けます。また、寝室のある階に登る階段の先にも取り付けます。
煙は熱で上昇するので天井を伝わって2階に登っていきます。2階に登る階段の先に火災警報器が設置されていれば、すぐに検知できるんですね。
上の2つの他に、市町村条例で詳しく決められている場合があります。市町村別で決められている設置場所はこちらのページが便利です。
参考に、今回火災警報器を取り付ける場所の例を載せておきます。
今回取り付ける家は貸家なので、どこが寝室になるかわかりません。
そのため、すべての洋室・和室に1つずつ火災警報器を設置しています。また煙は部屋の入り口の方から入ってくるので、すべて入り口のドアに近い方に取り付けます。
キッチンが火元になりそうなのに、なんで取り付けないの?と思うかもしれません。
しかし、消防隊員さんいわく「キッチンの料理中などで発生する火災は、本人がいる(起きている)ので逃げ遅れない」とのことでした。
壁や天井、エアコンからの距離を確保する
火災警報器を取り付ける際は、壁や天井、エアコンなどの吹出口から距離を取る必要があります。
日本火災報知器工業会によると、火災警報器の取り付ける際の距離が次のように定められています。
- 天井に取り付ける場合
- 壁からの距離:60cm以上
- 梁(はり)等からの距離:60cm以上
- エアコン・換気扇等の吹出口からの距離:1.5m以上
- 壁に取り付ける場合
- 天井からの距離:15〜50cm以内
上の情報だけで十分だと思いますが、気になる方は次のリンクでご確認ください。
火災警報器の種類は「煙式」を選ぶ
火災警報器には大きく分けて2種類あります。
- 煙式の火災警報器
- 熱式の火災警報器
名前の通り、煙に反応するか、熱に反応するかの違いです。
「寝室」や「2階に登った先の階段」には煙式、キッチン等に取り付ける場合は熱式の火災警報器を選びます。
しかし、煙式の方が熱式よりも早く火災を感知できるので、東京消防庁では台所においても煙式を設置することを推奨しています。
以上のことから、新しく購入するときは「煙式の火災警報器」を選びましょう。
火災警報器(報知器)を自分で取り付けるために準備するもの
火災警報器を自分で取り付ける際に準備しておくものを説明します。
煙式の火災警報器(パナソニック けむり当番 SHK38455)
今回、パナソニックのけむり当番(SHK38455)を購入しました。ホームセンターで1個1600円くらいでした。
全部で6つ取り付けるので、費用は合計1万円弱です。
火災警報器本体だけでなく、取り付け用ネジも同梱されているので、他に用意しないといけないものはありません。
- 火災警報器本体
- 専用電池
- 取り付け用ネジ
取り付けに必要な道具・副資材
- ドライバー
火災警報器は壁や天井に直接ネジ止めするのでドライバーが必要です。 - 電動ドライバー
必須ではありませんが、電動ドライバーがあるとネジ止め作業が楽です。 - 脚立
天井への取り付けのため、脚立などの踏み台が必要です。
火災警報器(報知器)を自分で取り付け・設置する方法
では、実際に火災警報器をを自分で取り付ける手順を写真付きで解説します。
リフォーム手順
火災警報器の裏面のカバーを外して電池を取り付けます。
電池は本体の裏に取り付けます。赤と白の配線は接続先が決まっているので、表示の通り接続します。
電池を火災警報器に取り付けました。
あらかじめ全ての火災警報器の電池を接続しておきます。
表のボタンを押してみましょう。「正常ですっ!」って鳴ったらOKです。
電池の接続の時に外しておいたカバー(土台部品)を天井に取り付けます。
土台部品は付属のネジで天井にネジ止めします。
先ほど取り付けた土台部品(カバー)に火災警報器本体をはめ込みます。カバーに位置を合わせて回して固定します。
火災警報器を取り付けできました。
ビフォーアフター写真
Before
After
使用道具・資材の一覧
外観 | リンク |
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リフォーム費用と作業時間の目安
リフォーム費用の目安
- 火災警報器:1600円(1個)
作業時間の目安
- 火災警報器の取り付け:10分(1個)
まとめ|火災警報器(報知器)の設置・交換はドライバー1本あればできる!
火災警報器の取り付けはとても簡単で1個あたり10分もあれば設置できます。
価格も1600円ほどでなので、一戸建だとだいたい5〜6個で合計1万円ほど。
それだけで命が助かるかもしれないのですから、しっかり取り付けておきましょう。
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