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この記事では、これからはじめて畳の表替えをしようと考えている方に向けて、僕が畳の表替えを業者に依頼したときの経験をまとめています。
- 畳の表替えで実際に掛かった費用
- 畳の表替えの仕上がり
- 畳の表替えを業者に依頼する時の流れ
- 僕が利用している畳業者さん(三条たたみさん)
これまで合計6回(3つの業者さん)で畳の表替えをしました。
それぞれの業者さんでの実際の費用と仕上がりをまとめているので、表替えの値段や相場の参考にしてみてください。
畳表替えをする前に知っておきたい基礎知識
畳のリフォームの種類は3種類(新畳・表替え・裏返し)
本題に入る前に、畳の表替えの基礎知識を簡単にまとめておきます。
畳のリフォームには、大きく分けて3つあります。
- 新畳
畳全部を新しくする。実施の目安は新畳にしてから10年以上経過。 - 表替え←今回の記事の内容
表面の畳表(ゴザ)だけ取り替える。実施の目安は新畳・表替え・裏返しをしてから5年以上経過。 - 裏返し
表面の畳表(ゴザ)を裏返して使う。実施の目安は新畳・表替えをしてから2年半以上経過。
実際は畳の状態によって変わりますが、見積もりの際などに相談すると良いです。
僕がいつもしているのは「畳の表替え」です。
畳表の材料の違い|国産と中国産がある
畳の表替えを依頼すると「材料をどうしますか?」と聞かれます。
素材の良さによっていくつかグレードがあるのですが、大きく分けて「国産」「中国産」の2つがあります。
- 国産:きめ細やかで色合いも整ったきれいな仕上がり
- 中国産:い草が太めで色合いもまちまち、でも安上がりにできる
貸家は入れ替わりのたびに表替えをするので、僕はいつも中国産です。自宅用ならきめ細やかできれいな国産もおすすめです。
畳の表替えで実際にかかった費用と仕上がりのビフォーアフター
1回目:物件1号購入時の畳の表替え(地元の業者さん)
Before
After
はじめての畳の表替えは地元の業者さんでした。
当時はお金もなかったので、なんとか安くしてもらうために自分で畳を運んで表替えをしてもらいました。
畳は結構重く、自分で運んで和室に敷き詰めるのは結構大変でした。(畳は置く場所、方向が決まっているなど豆知識は付きましたが。)
畳の表替えをすると表面がきれいな緑色になります。
後々分かったのですが、表替え後の畳の敷き詰めの際に業者さんは細かな隙間調整をします。
ですので、自分で運んで敷き詰めるというのはあまり良くなかったと思います。
- 2700円/帖 × 12帖 × 消費税5% = 3万4020円
今思うと、自分で運搬して2700円だとあまり安くないですね。
2回目:物件2号購入時の畳の表替え(ネットの業者さん)
2回目の畳の表替えでは、インターネットで安そうな業者さんを探して発注しました。
この業者さんとは後々トラブルが発生するのですが、当時は特に問題なく表替えできました。
貸家用なので、素材は一番安い中国産のものを選びましたが、十分きれいな仕上がりでした。価格も1帖2200円と安かったです。
- 2200円/帖 × 6帖 × 消費税5% = 1万3800円
3回目:物件3号購入時の畳の表替え(ネットの業者さん)
Before
After
3回目の表替えは物件3号購入時でした。
3回目も前回と同じ業者さんに依頼しました。この時点でも特にトラブルなく表替えをしてもらいました。
畳の納入時は、上の写真のように業者さんがきれいに敷き詰めてくれます。なるべく隙間ができないように最後に微調整もしてくれます。
- 2200円/帖 × 14帖 × 消費税5% = 3万2340円
4回目:物件4号購入時の畳の表替え(ネットの業者さん)
Before
After
4回目の表替えも、前回と同じ業者さんに依頼しました。
しかし、見積もりの際に不審な対応をされます。
畳をろくに確認もしていないのに「補修費」という費用を追加で見積もりに入れてきました。
これまで1帖2200円でしたが、補修費がかかるといって1帖3500円と言ってきました。
さすがに怪しかったので押し問答した結果、結局補修は不要で前回の1帖2200円でやってくれることに。
トラブルの詳しい内容は「畳の表替えをネットの業者さんに頼んだときのトラブル事例|補修費に気をつけろ!」の記事で、当時の状況を詳しく解説しているので、気になる方はご覧ください。
- 2200円/帖 × 12帖 × 消費税8% = 2万8512円
5回目:物件2号退去後の畳の表替え(三条たたみさん)
Before
After
5回目の表替えは、物件2号の退去後でした。
前回不審な対応をされたものの、今回は大丈夫かと思い再度同じ業者さんに依頼すると、また見積もりに補修費を入れてきました。
さすがにもう信頼できなくなって業者変更。
知り合いの内装屋さんの紹介で「三条たたみ」さんに依頼することにしました。
三条たたみさんでは補修費の話も出てこず、特にトラブルなく表替えをやってもらえました。
当時の見積もりが残っていたので載せておきます。
これまでよりすこしだけお値段が高いものの、不誠実な対応をしてくる業者さんより安心してお任せできるのが良かったです。
三条たたみさんでは「基本料金+諸経費」という料金で、一番安い中国産のい草で2835円/帖でした。
- 2835円/帖 × 6帖 × 消費税8% = 1万8370円
6回目:物件1号退去後の畳の表替え(三条たたみさん)
Before
After
6回目の畳の表替えも「三条たたみ」さんに依頼。
今回も一番安い材料のもので依頼しましたが、快く引き受けてくれました。
畳の引き取りの際には、畳の場所、向きが分かるように畳に印を付けていかれます。
こちらが当時の見積もりです。
畳の表替えだけでなく、ふすまの張り替え・障子張り替えも一緒に依頼しました。
価格は前回と変わらず1帖2835円でした。(変な補修費も計上されず安心です。)
1週間後に納入予定だったのですが、こちらの内装工事が遅れたのでしばらく預かってもらうという対応にも応じてくれました。
- 2835円/帖 × 12帖 × 消費税8% = 3万6741円
畳の表替えを業者に依頼するときの流れ
畳の表替えを業者さんに依頼するとき、実際どんな流れで依頼・リフォームしていくかわかるように、僕が経験したときの流れを簡単にまとめておきます。
三条たたみさんの申込みページで必要事項を入力して見積もりを申し込みます。
後日、三条たたみさんから連絡が来るので、見積もり日時の最終調整をします。
担当の方が家に来て見積もりをしてくれます。
- 畳の材料(国産、中国産etc)
- 畳ヘリの種類
- 納入日時
仕様と納入日時を決めたら、担当の方がそのまま畳を運んでいってくれます。
三条たたみさんの方で畳の表替えをします。早いと翌日以降に返却してくれます。
担当の方が畳を和室に敷き詰めてくれます。
僕が実際に利用している業者さんは「三条たたみ」さん
三条たたみさんは創業昭和9年の老舗。
- 畳の新調・張替え
- 襖の新調・張替え
- 障子の張替え
などなど、和室に関するさまざまな事業を手掛けているので、和室のリフォームをお願いするにはもってこいです。
僕は表替えだけでなく、ふすまや障子の張替えも一緒に依頼しました。
まとめ|畳の表替えの相場は中国産のい草で2200円〜2900円程度
これまで6回畳の表替えをしましたが、一番安い中国産のい草なら2200円〜2900円程度で表替えができます。
畳の表替えをすると、黄ばんでいた畳がきれいな淡い緑の畳に変わって見違えます。(表替え直後は畳の良い香りもします。)
ネットでは安い価格をうたっている業者さんもいますが、不要な費用を見積もりに入れてくるところもあるので注意してくださいね。
「三条たたみ」さんなら安心して依頼できるのでおすすめです。