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この記事では、トイレのタイル床の上にクッションフロア(CF・床シート)をDIYで貼る方法を写真付きで解説しています。
トイレのタイル床は冷たいし掃除しても清潔感もなんだかイマイチ・・・。タイル床を壊してリフォームするのは大掛かりだし費用も高く付きますよね。
そんなときはクッションフロアをタイルの上に直接貼ると、ひんやり感も緩和され清潔感も一気に良くなります。
- 費用は材料代の5,000円ほど
- 大きな図工感覚でOK
貼り付ける手間も費用もそんなにかからないので、ぜひ試してみてください。
ビフォーアフター
Before
After
トイレの床だけでなく壁もタイルの場合があります。そんなときはタイル壁の上に直接、バスパネルやキッチンパネルを貼り付ける方法があります。
タイル壁のリフォーム方法を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
トイレのタイル床の上にクッションフロアを貼る前の様子
今回の作業場所は、平成3年築の貸家のトイレ。
タイル床は水を流して掃除できるものの、冬場はひんやり冷たいし、汚れたり濡れていると清潔感もないし、これでは気持ち良く用が足せませんね!
今回はここにクッションフロアを貼って、見た目も清潔感も一新していきます!
トイレのタイル床の上にクッションフロアを貼るために準備するもの
トイレのタイル床の上にクッションフロアを貼るために準備するものを説明します。
クッションフロア(CF・床シート)
クッションフロアは通常のものでOK!
今回購入したタイル床に貼り付けるクッションフロアです。
通常のクッションフロアをそのまま使用します。タイルの上に貼るからといって特別な床シートは必要ありません。
柄はテラコッタ柄のクッションフロアを選びました。長さ1mあたり1300円ほどです。とても安いですね!
クッションフロア専用接着剤(ボンド)または両面テープ
クッションフロア専用接着剤(ゴム系ラテックス接着剤)も通常のものでOK!
タイルの上にクッションフロアを貼り付けるには「専用接着剤(ボンド)」か「両面テープ」を使用します。
今回は、クッションフロア専用接着剤(ゴム系ラテックス接着剤)を用意しました。
下地がタイルなので乾きがとても悪いですが、実際にやってみた結果としては時間が経てば固まるので大丈夫でした。
使用量の目安は「250〜300g/m2」なので、トイレの広さなら1kgのものがおすすめです。
貼り付けに必要な道具・副資材
画像を押すと商品ページに移動します。
- はさみ
クッションフロアを切るために使います。 - カッターナイフ
クッションフロアを切るために使います。 - クシ目ゴテ
接着剤を塗るときに使います。両面テープで貼る場合は不要です。 - コーキングガン
シリコンコーキングで仕上げるときに使います。(必要な人だけ) - 左官ゴテ
排水口をふさいだり下地をアースシールなどで平らにする場合に使います。(必要な人だけ) - ジョイントローラー
クッションフロアの圧着に使います。 - マスキングテープ
シリコンコーキングする場合に使います。 - 養生用布テープ
床の排水口をふさぐのに使います。 - アースシール
床の排水口をふさいだり、タイル目地の凸凹を平らにするのに使います。 - シームシーラー
クッションフロア同士の継ぎ目を接着するのに使います。 - シリコンシーラント
壁や便器とクッションフロアの隙間を埋める場合に使います。
トイレのタイル床の上にクッションフロアをDIYで貼る方法
では実際にトイレのタイル床の上にクッションフロアをDIYで貼る手順を写真付きで説明します。
リフォーム手順
クッションフロアの貼付け作業の前に、タイル床の上のゴミや汚れは全てキレイにして乾燥させておきます。
タイル目地の凸凹が大きい場合は、アースシールなどで目地を埋めておきます。
僕の場合、仕上がりにそこまでこだわらなくてよいと思ったので下地調整はしませんでした。
まず布テープで排水口の入り口をふさぎます。
今回は手元にあったセメントで排水口をふさぎました。
トイレの床の横幅、奥行、便器前の長さを測ります。
- 横幅:70cm
- 奥行:110cm
- 便器前の長さ:48cm
クッションフロアを床のサイズより少し大きめの「120cm×80cm」にハサミなどでカットします。
入口側から「48cm+5cm」を残して奥側を中心の目地に沿ってカッターナイフでカットします。
カットしたクッションフロアをトイレで広げます。奥側をカットしてあるので、便器手前で左右に分かれます。
縦横すべての辺で余分が残るように位置を決めます。
便器の形に合わせて、手前から少しずつクッションフロアに切れ込みを入れます。
切れ込みを入れていくと、クッションフロアを奥へ押し倒せるようになります。
壁との境界も同じように不要な部分に切れ込みを入れます。
一気に切れ込みを入れず、少しずつカットしていきます。
便器の奥側もだんだんクッションフロアを押し倒せる様になってきました。
最初にタイル柄の目地で切ったところがピッタリ収まってきました。
壁との境界部分を仕上げカットしていきます。
壁との境界をすべてカットしました。まだ便器まわりが少し残っています。
便器まわりに残った余分なクッションフロアをカットしていきます。
少しずつカットしていけば失敗しにくいです。
ようやくクッションフロアのカットを終えました。
奥側から接着剤を塗るためにクッションフロアを手前にめくります。
クッションフロア専用接着剤を取り出して塗っていきます。
奥側半分に接着剤を塗りました。
手前側半分も同じように接着剤を塗ります。
時間をおいてからクッションフロアを貼り付けました。
クッションフロアを貼り付けたあと、ローラーなどで圧着します。
クッションフロアのつなぎ目部分にシーム液を注入します。
接着剤を十分乾燥させます。
僕のケースでは本当に乾きが悪くて、接着剤が乾燥するまで1週間以上かかっていた気がします。トイレ自体は気にせず使えます。
隙間が気になる場合は、便器まわりにシリコンコーキングしていきます。
シリコンコーキング用にマスキングテープを貼り付けました。
便器まわりの隙間にシリコンを注入します。
指またはヘラでシリコンをならします。
便器まわりの隙間をシリコンコーキングで仕上げました。
ビフォーアフター写真
Before
After
使用道具・資材の一覧
外観 | リンク |
---|---|
リフォーム費用と作業時間の目安
リフォーム費用の目安
項目 | 数量 | 単価 | 金額 |
---|---|---|---|
クッションフロア | 1m | 1,300円 | 1,300円 |
クッションフロア用接着剤 | 1個 | 900円 | 900円 |
シームシーラー | 1本 | 1,000円 | 1,000円 |
シリコンシーラント | 1本 | 600円 | 600円 |
マスキングテープ(8個入) | 1個 | 560円 | 70円 |
アースシール | 1/4袋 | 2,800円 | 700円 |
養生用布テープ | 1個 | 250円 | 250円 |
合計 | – | – | 4,820円 |
作業時間の目安
- 排水口の埋め立て:30分
- クッションフロアの加工:2時間
- 貼り付け時間:30分
- シリコンコーキング:30分
- 合計:3時間半(作業時間のみ、乾燥時間除く)
まとめ|タイル床の上でも普通にクッションフロアを貼ればOK!
タイル床では素足で入れなかったトイレも、クッションフロアを貼ることで気持ちよく入れるようになりました。
クッションフロアはそこそこ厚みがあるので、タイル目地の凸凹もあまり気になりませんでした。かかった材料代は4000円程度。これで床が綺麗になるなら良いですよね。
ぜひ挑戦してみてください。
好きなクッションフロアを探そう
クッションフロアにはたくさんの柄があります。ホームセンターでは種類が少ないのでネットでお気に入りの柄を見つけてみてくださいね。
木目柄のクッションフロアは、フローリングのような床にしたい場合におすすめです。
石目柄のクッションフロアでは、洗面所やトイレの床などにおすすめの柄です。最近は大理石柄のクッションフロアをよく使っています。
パターン柄のクッションフロアは、ちょっとおしゃれな床にしたいときにおすすめです。
あわせて読みたい
トイレのタイル床だけでなくタイル壁もリフォームしたい!という方には、タイル壁の上に貼れる「キッチンパネル」や「バスパネル」があります。
こちらの記事で詳しいリフォーム手順を解説しているので、あわせてご覧ください。
キッチンパネルをタイルの上にDIYで貼り付ける方法【アイカ セラール施工例】 古い浴室タイル壁の上にバスパネルをDIYで貼り付ける方法【アルパレージ施工例】
便器を外した方が楽に作業が進むと思います
配管のメンテもできるしたいした手間ではないですよ
試してみてください
masiaさん、コメントありがとうございます^^
便器はまだ外したことがないのですが手間ではないのですね!機会があったらやってみたいと思います☆
全部自己流なのでアドバイス頂けると大変助かりますm(_ _)m
写真が一杯で分かりやすい解説有り難うございます。
クッションフロアはこうやって張るんですね。
やはり両面テープより、ボンドが良いのでしょうね。
直接合わせてカットするんですね、私は新聞紙が何かで型紙を取ってからだと思っていました。
清潔感のあるトイレになりました。
お疲れさまです。
次はどこが綺麗になるのかワクワクしますね。
頑張って下さい。応援しています。
もみのり子さん、おはようございます^ ^
クッションフロア貼りはデカイ工作をしてるような感覚で楽しいです☆
接着は両面テープよりボンドの方がしっかりすると思います。
機会があればチャレンジしてみて下さいね。
少しずつ家が綺麗になってきました。頑張りまーす!
タイル床にクッションフロアを貼ろうと思っています。
接着剤のほうがしっかりつくのは分かるのですが、
剥がす時大変ではないかと心配です。
後の掃除とか・・・
小さなハギレに両面テープを貼って試したところ、
剥がれてきそうになかったので両面テープでいこうかと
思っています。
いけるかな?ですけど。
便器を外すというのは素人には難しそうですね・・
底冷えするタイル床がだいぶん解消されるのでは
と期待しています。
掃除も楽になりますしね!
おもちぶそくさん、コメント頂きありがとうございます!
剥がすときのことを考えると確かに両面テープの方が剥がしやすいですし、接着剤も残らないので良いかもしれません。
クッションフロア専用の両面テープもホームセンターで売られていると思うので探してみてください。
クッションフロアにすると、タイル床に比べるとひんやり感はましになると思います。
スリッパなしでもトイレに入れますし、掃除もとてもしやすくなりますよ^^
何とかできあがりました!
1日かかりませんでした。
両面テープでも大丈夫でした。
新聞紙で型紙を取ってから張り付けましたが、
どうしても誤差が出て隙間が・・・
職人さんはさすがです。
でもタイルからの冷えがおさまり、雰囲気も明るくなりました。
大変だったけどやって良かったです。
写真でお見せできないのが残念ですが、自分でやると
安くつくし仕上がり後の達成感が味わえますね!
おもちぶそくさん、コメントありがとうございます^^
クッションフロアのリフォームをされたんですね、お疲れ様でした!
やはりタイルよりもクッションフロアのほうが冷えも収まって良いですよね^^
自分で仕上げたら達成感ありますよね、綺麗に仕上がると僕はいつもニヤニヤしてます笑