タイル壁の上にキッチンパネル「セラール」をDIYで貼り付け施工する方法

タイル壁の上にキッチンパネルをDIYで貼り付ける方法

この記事では、キッチンのタイル壁にキッチンパネルをDIYで貼り付ける方法を解説しています。

キッチンパネルの加工にはマルノコという電動工具を使用するので、これまでちょっと怖くて敬遠していました。

しかし、「プラスチックカッター」というもので手作業でも加工できることを知り、今回チャレンジしてみました!

手作業になるので多少の労力と時間がかかりますが、プラスチックカッターでも十分きれいに仕上げることができます。

これからキッチンパネルのDIYに挑戦する方に向けて、作業の流れや自分で工夫した点をまとめました。

参考になれば幸いです。

ビフォーアフター

Before

物件1号のリフォーム前のセクショナルキッチン

After

キッチンパネル「セラール」を貼り付けた後

 

今回キッチンパネルを貼り付けるキッチンのタイル壁

キッチンパネルを貼り付ける前のタイル壁

キッチンパネルを貼り付ける前のタイル壁(拡大写真)

今回キッチンパネルを貼り付けるキッチンのタイル壁です。

タイル自体はそれほど汚れていないのですが、見栄えを良くするために今回はじめてキッチンパネルを施工することにしました。

今回のキッチンパネルの貼り付け前に、「置くだけ簡単設置!セクショナルキッチンをDIY(自分)で交換する方法」の記事で古いキッチン台と吊戸棚を交換しました。まだ読んでいない方はぜひご覧ください。

セクショナルキッチンをDIYで簡単に交換する方法置くだけ簡単設置!セクショナルキッチンをDIY(自分)で交換する方法

 

今回購入したキッチンパネル「アイカ工業 セラール」

キッチンパネル「セラール」

アイカ工業「セラール」3x8

アイカ工業「セラール」3x8開封後の写真

今回購入したキッチンパネルは、アイカ工業の「セラール」というものです。一般名称はメラミン不燃化粧板といいます。

詳しくはアイカ工業のホームページに解説されています。

参考 メラミン化粧板アイカ工業

燃えにくいプラスチックの一種なのですが、実際どんな材質なのか分かるように断面の写真を撮ってみました。

アイカ工業「セラール」の断面

キッチンパネルの断面の様子です。

断面写真を見ると、表面は白くつるつるですが内部は黄色い毛羽立ったような感じになっています。

  • 表面はガラスのような硬い材質
  • 内部は石膏ボードのような材質

表面のプラスチックはガラスのように硬く傷がつきにくいので加工が難しいです。通常のカッターナイフではなく、プラスチックカッターを使うと切れ込みを入れることができます。

内部のプラスチックは石膏ボードみたいな粉末を固めたような材質なので、紙やすりでも簡単にごりごり削れて粉末状になります。

ですので、表面の材質にプラスチックカッターで綺麗に切れ込みを入れれば電動工具なしでも切断可能です。

 

サイズのラインナップは次の3種類あります。

    1. 935mm×1855mm(3×6)
    2. 935mm×2455mm(3×8)
    3. 935mm×2755mm(3×9)

    色や柄の種類は、石目調からタイル調などたくさんあります。

    セラールの色のラインナップ

    出典:アイカ工業

    詳しくは、アイカ工業のホームページをご覧ください。

    参考 セラール ラインナップアイカ工業

    今回購入したキッチンパネルは石目調のものです。

    専用接着剤・両面テープ

    セラール専用接着剤「アイカエコエコボンド(SE-1)」

    セラール仮止め両面テープ

    キッチンパネルの貼り付けには専用接着剤と両面テープを使用します。専用接着剤はすぐに固まらないので、両面テープを使うことで接着位置を固定します。

    以前記事にしました、浴室タイル壁の上に貼ったバスパネルの施工と似たような感じです。

    アルパレージのアイキャッチ浴室タイル壁にバスパネル『アルパレージ』をDIYで貼り付け施工する方法

     

    アイカ工業から専用接着剤と両面テープが発売されていますが、両面テープは似たような市販のものでも良いと思います。

    キッチンパネル「セラール」をプラスチックカッターで切る方法

    キッチンパネルの切断は通常、電動工具のマルノコを使います。

    これがキッチンパネルをするときのハードルになっていました。電動工具を使うと大掛かりだし粉末もすごく出ててしまいます。

    おーき

    ちょっと危なそうで怖いですしね^^;

    もうちょっとお手軽に手作業でできないかなといろいろ調べると、プラスチックカッターを使用すればキッチンパネルを切断できることが分かりました。

     

    今回、プラスチックカッターでキッチンパネルを切断にチャレンジしてみたので、余ったキッチンパネルの破片を例に、カットする様子ときれいに切るコツまとめてみました。

    • STEP1
      表面にプラスチックカッターで切れ込みを入れる

      キッチンパネル「セラール」の表面をプラスチックカッターで切れ込みを入れる

      プラスチックカッターでキッチンパネルの表面に何度も切れ込みを入れます。
      MEMO
      最初はマジックペンで罫書きして、物差しを当てて切れ込みを入れてください。
    • STEP2
      裏面にもプラスチックカッターで切れ込みを入れる

      キッチンパネル「セラール」の裏面をプラスチックカッターで切れ込みを入れる

      キッチンパネルの裏面にもプラスチックカッターで切れ込みを入れます。
      MEMO
      ポイントは、内部の黄色い粉末が出るまで切れ込みを入れることです。
    • STEP3
      切れ込みに当て木をしてキッチンパネルを折り曲げる

      切れ込みを入れたキッチンパネルに当て木をする

      キッチンパネルの切れ込みに当て木をします。

      切れ込みを入れたキッチンパネルに当て木をして折り曲げる

      当て木を押さえながらキッチンパネルを折り曲げます。

      キッチンパネルを折り曲げる様子を動画に撮影してみました。

    • STEP4
      キッチンパネルの切断完了

      キッチンパネル「セラール」を折ったあとの様子

      綺麗にカットできました!

    自分が調べたネット情報では、表面に数回だけ切れ込みを入れて一気にボキッと折っていたりするのですが、案の定綺麗に仕上がりませんでした。

    自分の失敗を踏まえて、プラスチックカッターで切る場合のポイントは次の3つです。

    • 内部の粉末が出るまで切れ込みを入れる
    • 裏面も同じように切れ込みを入れる
    • 折り曲げのときは切れ込み部分に当て木をする

    これさえ守れば、長い板の場合でも綺麗にカットすることができました。

     

    おーき

    それでは、実際にDIYでキッチンパネルを貼り付ける方法を解説していきます。

    キッチンパネルをDIYで貼り付ける方法

    リフォーム手順

    • STEP1
      採寸・割当を決める

      キッチンパネルの採寸・割当

      壁を採寸し、必要なキッチンパネルを割り当てます。

      必要なパネルの枚数を調べると、今回は次の通りでした。

        1. 「3×8のパネル」を左右に二分割して使用
        2. 「3×8のパネル」を上下に二分割して使用
        3. 「3×6のパネル」を上下に二分割して使用

        「3×8のパネル」を2枚、「3×6のパネル」を1枚購入することにします。価格はホームセンターで3×6のパネルが1枚6480円、3×8のパネルが1枚7980円でした。

        注意
        キッチンパネルの上下左右にはシリコンコーキング分の隙間(3mm)を考慮して大きさを決めましょう。
      1. STEP2
        水栓・ガス栓を取り外す

        キッチンパネルの施工前に水栓を取り外す

        キッチンパネルの施工前に水栓を取り外します。
      2. STEP3
        キッチンパネルに罫書きする

        キッチンパネルに罫書きをする

        キッチンパネルに罫書きをします。
        MEMO
        キッチンパネル「セラール」には薄い保護フィルムが貼られています。保護フィルムは最後まで剥がさずに、上からボールペンなどで罫書きしましょう。
      3. STEP4
        プラスチックカッターで切れ込みを入れる

        キッチンパネルの表面に切れ込みを入れる

        キッチンパネルの表面にプラスチックカッターで切れ込みを入れます。

        キッチンパネルの裏面にも切れ込みを入れる

        裏面にも同じように罫書きをして切れ込みを入れます。

        キッチンパネルの切れ込みから出てきた黄色い粉

        内部の黄色い粉末が出るくらいしっかり切れ込みを入れます。
      4. STEP5
        キッチンパネルを折り曲げる

        キッチンパネルの切れ込みに当て木をして折り曲げる①

        キッチンパネルの切れ込みに当て木をして折り曲げる②

        キッチンパネルの切れ込みに当て木をして折り曲げる③

        キッチンパネルの切れ込みに当て木をして、ゆっくりと折り曲げます。パネルの長さが長い場合は、端の方から徐々に折り曲げていきます。

         

        キッチンパネルの切断完了

        綺麗にカットできました。
      5. STEP7
        切断面をヤスリで仕上げる

        キッチンパネルの切断面をヤスリがけ

        凸凹がある場合は、紙やすりを木片などに付けて削ります。

        キッチンパネルの切断面をヤスリがけ完了

        ヤスリがけをするとこんな感じで切断面がキレイになります。
      6. STEP6
        水栓・ガス栓用の穴をあける

        水道管用の穴あけのためのホールソー

        水栓やガス栓のための穴あけにはホールソーが便利です。

        キッチンパネルに細いドリルで下穴をあける

        穴をあけたいところにあらかじめ細いドリルで下穴をあけておきます。

        キッチンパネルにホールソーで穴あけ

        ホールソーで穴あけします。

        キッチンパネルにホールソーで穴あけした様子

        ホールソーでキレイに穴あけできました。

        水道管やガス管用の穴あけにはホールソーを使うのがオススメです。プラスチックカッターでもなんとかくり抜くことはできますが、仕上がりが全然違います。

        ホールソーで穴あけしている様子を動画に撮影してみました。

        ホールソーは普通の電動ドリルがあれば使えるのでぜひ試してみてください。

        MEMO
        今回使用したホールソーの直径は35mmのものです。
      7. STEP7
        両面テープを貼り付ける

        セラールの両面テープの貼り付け施工方法

        出典:セラール施工説明書(一般下地用タイル下地用

        両面テープは接着剤が固まるまでの仮止めの役割を持っています。また、重ね張りすることで凸凹面の調整にも使用します。

        両面テープを次のルールに従ってキッチンパネルの裏面に貼り付けます。

          • 両面テープの短手方向の間隔は300mm
          • 外周の接着剤塗布用に30mm分確保
          • 両面テープの重ね張りによるデコボコ調整は4mmまで

          キッチンパネルの裏面に両面テープを貼る

          キッチンパネルの裏面に両面テープを貼り付けました。
        • STEP8
          専用接着剤を塗る

          セラールの専用接着剤の塗布方法

          出典:セラール施工説明書(一般下地用タイル下地用

          セラール専用接着剤エコエコボンドを塗る様子

          専用接着剤はコーキングガンを使って塗っていきます。

          専用接着剤は次のルールに従って塗ります。

            • 接着剤の高さは4mm以上
            • 両面テープの高さより3mm以上高く塗ること
            • 外周などの端部は直線、内部は波状に塗ること
            • 3×8のパネル1枚につき専用接着剤2本使用(不陸2mm基準)
            • 施工後10分以内に貼り付けること
          • STEP9
            キッチンパネルを貼り付ける

            キッチンパネルを貼り付ける様子

            キッチンパネルを所定の場所に貼り付けます。

            最後にシリコンコーキングで仕上げるので、上下左右の隙間を調整しながら貼り付けます。

            注意
            キッチンパネルの貼付けでは、両面テープ部分を押さえて接着します。接着剤部分は幼いように注意しましょう。

            余ったキッチンパネルを下に挟み込むと貼り付けしやすい

            キッチンパネルを下に挟み込んでパネルを貼り付けています。

            通常、3mm程度の隙間が残るように上手く調整します。セラール自体が3mmなので、貼り付けのときに下に挟むようにしておくとやりやすかったです。

            注意
            キッチンパネルを貼り付けるときは両面テープの部分を押さえつけます。接着剤部分は押してはいけません。
          • STEP8
            端面には見切り材を取り付ける

            端面には見切り材を使用

            断面が見える端部には見切り材で目隠しします。

            セラール専用見切り材

            今回使用した見切り材です。

            見切り材をカッターナイフで加工

            プラスチック製なので簡単に加工できます。

            見切り材に接着剤を塗布

            見切り材にも接着剤を塗布します。

            見切り材の接着の様子

            キッチンパネルを貼り付けするときに一緒に見切り材も取り付けましょう。
          • STEP9
            シリコンコーキングで仕上げる

            シリコンコーキング用にマスキング

            シリコンコーキング用にマスキングテープを貼ります。

            防カビ剤入りを使用

            水回りなので防カビ剤入りのシリコンを使用します。

            シリコンコーキング完了

            シリコンコーキングするととてもきれいになりました。水栓など取り付けて完了です!

            シリコンコーキングの方法はこちらの記事に詳しくまとめています。ぜひご覧ください。

            キッチン奥のシリコンコーキングキッチン奥と壁の隙間をDIYでシリコンコーキングする方法
          • キッチンパネル貼り完了

          ビフォーアフター

          Before

          キッチンパネルを貼り付ける前のタイル壁

          After

          キッチンパネル「セラール」を貼り付けた後


          キッチンのリフォーム前の状態からのビフォーアフターはこちら!

          ビフォーアフター

          Before

          キッチンパネル施工前

          After

          キッチンパネル施工後

           

          リフォームに必要な資材・道具

          使用資材 説明

          リフォーム費用と作業時間の目安

          リフォーム費用

          • キッチンパネル(3×8:2枚):7980円×2 = 15960円
          • キッチンパネル(3×6:1枚):6480円
          • 専用接着剤(6本):800円×6 = 4800円
          • 両面テープ(5巻):400円×5 = 2000円
          • シリコンシーラント(3本):1500円×3 = 4500円
          • マスキングテープ(8巻):700円
          • 合計:34440円

          作業時間

          • パネルの加工貼り付け:8時間
          • シリコンコーキング:2時間

           

          まとめ:キッチンパネルはマルノコがなくても施工可能

          今回はじめてキッチンパネルをDIYで施工してみました。プラスチックカッターでできるか不安でしたが、なんとかきれいに仕上げることができました。

          マルノコを使えばもっと作業時間も短く簡単にできると思います。

          価格も材料代だけで3万5000円ほどととてもお手頃で、見た目がとってもきれいになったので大満足です!

          プラスチックカッターならマルノコを使うのが怖い方でも施工できるので、是非チャレンジしてみてください^^

           

          このキッチンのリフォームでは、キッチン台やレンジフードも交換しています。詳しくはこちらをご覧ください。

          セクショナルキッチンをDIYで簡単に交換する方法置くだけ簡単設置!セクショナルキッチンをDIY(自分)で交換する方法

           

          キッチンパネルと同じように、浴室タイル壁の上にパネルを貼るリフォームもしています。こちらもぜひご覧ください。

          アルパレージのアイキャッチ浴室タイル壁にバスパネル『アルパレージ』をDIYで貼り付け施工する方法

          2 Comments

          osomatsu70

          お久しぶりです。

          私もセラールは2回ほど施工したことがあります。

          1回目は、普通のカッターでやりましたが、
          二度とやりたくないです。

          2回目は、丸鋸買ったので、丸鋸でやりましたが、
          丸鋸使うと元には戻れません。。。。

          ちなみに
          ガス栓は資格がいると思います。DIYで外したらまずくないですか?

          私は、ガス栓の上下でパネルを分割しました。
          ご参考まで

          返信する
          おーき おーき

          osomatsu70さん、コメントありがとうございます^^

          2回目は丸ノコで施工されたんですね。そっちのほうが簡単なのは分かっているのですが、やはりちょっと怖い気持ちもあります(笑)

          ガス栓はいつもお世話になっているプロパンガス屋さんに相談したら、無料で取り外しと取り付けをしてくれました^^
          ただ今回の場合は、取り外さなくてもちょうどパネルつなぎ目のど真ん中だったので、結果的に左右から挟み込む形になりました。

          返信する

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