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この記事では、玄関扉のドアノブをDIYでスプレー塗装する様子を写真付きで解説しています。
「玄関扉の鍵シリンダーをディンプルキーに交換する方法」の作業でドアノブを分解したので、あまりにも色あせていたドアノブを塗装することにしました。
- スプレーするとピカピカになる!
- 費用は3千円ほど〜
ちょっと見た目をきれいにしたいときには、スプレー塗装がおすすめです。
ビフォーアフター
Before
After
DIYでスプレー塗装する前の色あせた玄関ドアノブ(取っ手)
今回の作業場所は、平成3年築の貸家の玄関扉のドアノブ。
室内側はまだそんなに古びた感じはありませんが、屋外側のドアノブはなかなか年季がはいっております。
このままだととても古びて見えてしまうので、どうにか見た目をきれいにしたいと思い、今回スプレー塗装してみることにします。
玄関ドアノブ(取っ手)の塗装用スプレーを選ぶときの注意点
玄関ドアノブを塗装するとき、スプレー選びに迷いますよね。
スプレーと材質の相性によってはうまく塗膜が付着しないこともあるので、スプレー選びの注意点をまとめておきます。
注意点は次の3つ。
それぞれ簡単に解説していきます。
①非鉄製品にはメタルプライマーを下塗りする
スプレー選びでまず気にしないといけないのは、塗るドアノブの材質です。
鉄製なら塗料の付着性が良いのでいろんなスプレーが使えます。スプレーも鉄部用のものが多数売られています。
ただドアノブの材質って鉄製ではなくて、アルミや真ちゅうなどの非鉄金属が多いです。
非鉄金属は塗料の付着性が良くないので、メタルプライマーという下塗り剤を使うことで塗装できるようにする必要があります。
メタルプライマーさえ下塗りしておけば、水性・油性・ラッカー問わず塗装できるようになります。
②塗膜の硬いラッカースプレーを選ぶ
スプレー塗料を溶剤の種類(うすめ液)で大きく分けると次の3種類に分けられます。
- 水性
- 油性
- ラッカー系
塗料メーカーホームページの解説によると、ラッカー系の塗料は他の塗料に比べて塗膜が硬くなります。
塗料の種類 | 塗膜の硬さ | 塗膜の粘着感 |
---|---|---|
油性 | やわらかい | わずかにある |
ラッカー系 | 硬い | ほとんどない |
玄関ドアのハンドル部分は日常的に手が触れるところなので、塗膜の硬くなるラッカースプレーがおすすめです。
③成分にニトロセルロースが入っているか確認する
玄関ドアノブに使う塗膜の硬くなるラッカーとは、ニトロセルロースを含む塗料のことです。
ラッカースプレーとして市販されている塗料には、速乾性だけを意味してラッカースプレーと呼んでいる場合があります。
こちらの商品は、商品名はラッカースプレーなのにニトロセルロースが含まれていません。
こちらの商品は正真正銘のラッカースプレー。成分にニトロセルロースが含まれているので塗膜が硬くなります。
このように商品名だけ見てラッカースプレーを選ぶと、実はラッカー系の塗料とは違うものを選んでしまった・・・なんてことになります。
ラッカー系の塗料を選ぶなら「ニトロセルロース」が入っていることを必ず確認しましょう。
玄関ドアノブ(取っ手)を自分でスプレー塗装するために準備するもの
ドアノブをスプレー塗装するために準備したものを説明します。
カラーアルミスプレー
今回使用するのはアサヒペンのカラーアルミスプレーという商品です。
ラッカー系の塗料で塗膜が硬くなるので、手に触れるドアノブにおすすめです。もちろん成分にニトロセルロースが入っています。
- 特徴
- アルミに直接塗れる(鉄部も可)
- 塗料タイプはアクリルラッカー(シルバーメタリック、透明クリヤはアクリル樹脂塗料)
- 乾燥時間
- 夏季:20〜30分
- 冬期:40〜60分
- 容量・塗り面積
- 300ml:2回塗りで0.6〜0.9m2
メタルプライマー
ステンレスや非鉄製の材質でできたドアノブは、塗料の付着性が悪いのでメタルプライマーを使います。
メタルプライマーの特徴や用途は以下の通りです。
- 特徴
- 非鉄金属に下塗りすると、塗料が密着するようになる
- ラッカー塗料、油性塗料、水性塗料が上塗りできる
- 用途
- 銅、真ちゅう、アルミニウム、ステンレス、クロームメッキ、亜鉛メッキ、ブリキ、鉄
- 容量・塗り面積
- 300ml:1.5〜1.8m2
スプレー塗装に必要な道具・副資材
画像を押すと商品ページが開きます。
- ドライバー
玄関ドアノブを分解・組み立てするのに使います。 - ビニールシート
スプレー塗装する際の養生に使います。新聞紙やダンボールなどでもOKです。 - 耐水ペーパー
塗装前にドアノブ表面をなめらかに削るのに使います。#600〜#1000程度を用意します。 - 中性洗剤
ドアノブの汚れや油分を落とすのに使います。 - 歯ブラシ
ドアノブの汚れを落とすのに使います。 - ぞうきん
ドアノブの汚れを拭き取るのに使います。
玄関ドアノブ(取っ手)を自分でスプレー塗装する方法
では実際に玄関ドアノブをスプレー塗装する手順を写真付きで説明します。
リフォーム手順
玄関扉のドアノブを取り外します。
ネジを外すと簡単に外れました。
#600〜1000の耐水ペーパーを使って表面を平滑にします。
汚れや油分を中性洗剤を使ってきれいに落とします。細かなところは歯ブラシを使います。
作業場所をビニールシートなどで養生します。
メタルプライマーで下塗りします。下塗りは1回塗りだけで大丈夫です。
下塗りしたメタルプライマーを十分乾燥させます。
スプレーでドアノブを塗装します。2度塗りするので塗りすぎないように注意しましょう。
ペンキを乾燥させます。
1回目と同じように2度塗りして乾燥させます。
乾燥したらドアノブを組み立てます。
ビフォーアフター写真
Before
After
うーん、ドアノブの色がすこし浮いてしまっているような・・・でも元の古ぼけた状態より良いと思うのでよしとします!
使用道具・資材の一覧
外観 | リンク |
---|---|
リフォーム費用と作業時間の目安
リフォーム費用の目安
項目 | 数量 | 単価 | 金額 |
---|---|---|---|
カラーアルミスプレー | 1本 | 1,000円 | 1,000円 |
メタルプライマー | 1本 | 1,200円 | 1,200円 |
紙やすり | 1セット | 1,000円 | 1,000円 |
合計 | – | – | 3,200円 |
作業時間の目安
- メタルプライマー:1時間
- スプレー塗装:2時間
- 合計:3時間
まとめ|ドアノブ塗装はDIYならで3,000円ほどでできる!
今回、玄関ドアノブを分解して塗装しました。
塗装自体は簡単にできるので、ドアノブが汚い場合は塗装してピカピカにしましょう!
すみません。間違えて拍手のところからコメントしてしまいました。
何か様子が違うとは思ったのですけど…。
ドアノブの塗装スプレーは分解しないとダメでしょうか?養生してそのままスプレーするとマズいですか?
もみのり子さん、コメントありがとうございます☆
拍手もありがとうございます!
スプレーですが、分解したほうが良いと思います。養生でも何とかできますが、ペンキが少しはみ出たりすると残念な感じになりそうです。
分解はドライバーで簡単に外れるものが多いですから、もし分解出来るものであれば、分解して塗装して下さい!
スプレーする前は、雑巾や歯ブラシできっちり汚れを落として下さいね☆また、スプレーする量も一気にやらずに少しずつよく乾かして重ね塗りして下さい^ ^
とても参考になりました。
気になっていた玄関扉のドアノブを
DIYで再塗装出来ました。
塗料選定の説明が非常に参考になりました。
やはり分解しないと、古い塗料の剥がし易さが違います。
また、スプレーの際の向きもしっかり取れます。
見違える様に綺麗になりました。(^_^)v
Hattoriさん、コメントありがとうございます。記事の解説が役に立ったようで嬉しいです!
分解したほうが作業もしやすいですよね。綺麗に仕上がったようで良かったです^^
リフォーム業者に『ドアノブを塗装したい』と言ったら、『頻繁に触るところなので剥がれるからやめた方がいい』と言われました。
耐久性はどうですか? 短期間で剥がれたりしませんか?
田中さま、コメントありがとうございます。
おっしゃるとおり頻繁に触るところですので、塗装で長持ちというのはあまり期待できないと思います。
この記事のドアノブを塗装後2〜3年ほど経ってから見に行ったときは、賃貸中でしたが気になる塗装剥がれなどはありませんでした。
塗装の場合は、剥がれたら再塗装でメンテしていくというスタンスでいけば、手間はかかるものの交換に比べて安価に済ませられます。
あまりにも短期間で剥がれてしまったり、見た目がひどくなってしまってどうにもならない!となった時点で交換してしまうというのも手かと思います。
一方交換の場合は、古いドアノブ寸法に対応する新しい製品がなかったり、交換部品も高価だったりするので悩みどころですね。