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この記事では、リビングの壁紙をDIYで張り替えする方法を写真付きで解説しています。
壁紙の張替えは部屋の見た目が劇的に変わるので、DIYの中でも特におすすめのリフォームです。
- とにかく見た目がきれいになる！
- 6帖の部屋で材料代8000円〜
DIYなら費用も安く電気工事のような専門的な技術もいらないので、初心者の方でも挑戦しやすいです。
一度体験するとはまる人も多い壁紙交換。ぜひDIYでチャレンジしてみてください。
ビフォーアフター
Before
After
壁紙クロスの張り替えリフォームする前のリビングの様子
今回の作業場所は平成7年築の貸家のリビング。こちらは購入当時の写真です。
あまり良い写真が残っていなかったのですが、リビングの壁が全体的に黒ずんで汚れています。
特に冷蔵庫の背後だったところはとても黒くなってますね。冷蔵庫との距離が近かったのでしょうか。
壁の上の方には四角い跡があります。きっとなにか飾ってあったのでしょう。
窓枠や扉など建具もきれいなので、壁紙交換すると生まれ変わると思います。
今回このリビングの古い壁紙を剥がして、新しい壁紙を貼っていきます！
壁紙クロスの張り替えリフォームのために準備するもの
部屋の壁紙をセルフリフォームで交換するために準備するものを説明します。
のり付き壁紙とジョイントコーク
今回貼り付ける壁紙はのり付き壁紙です。30m分購入しました。ネットで購入するとロール巻きで送られてきます。
壁紙の裏面にあらかじめのりが塗られており、その上にフィルムが貼られています。
フィルムを剥がせば、そのまま壁に貼り付けられるので、のりを塗る手間がありません。
壁紙を貼ったあと、壁との境目をジョイントコークというコーキングで仕上げるので、こちらも壁紙の色に合わせたものを用意する必要があります。
壁紙はいつも壁紙屋本舗というネットショップで購入しています。
30mで7980円なので、1mあたり330円くらいです。
ちなみに、いつもお世話になっている壁紙屋さんに外注すると1mあたり800〜900円ほどです。
壁紙屋本舗ではたくさんの柄の壁紙から選ぶことができます。種類がありすぎて悩みますが、どんな部屋にするか想像しながら選ぶのは楽しいですよ。
張り替えに必要な道具・副資材
①なでバケ
②地ベラ
③クロス用ヘラ
④ジョイントローラー
⑤カッターナイフ
⑥はさみ
⑦ぞうきん
⑧メジャー
⑨ビニールシート
⑩下地用パテ
⑪左官ゴテ
- なでバケ
壁紙を貼ったあとに内部の空気を押し出すのに使います。 - 地ベラ
壁紙を貼り付けたあと、壁紙をまっすぐ切るためにものさし代わりに使います。 - クロス用ヘラ
壁紙を貼ったあと、壁際で折り目をつけるために使います。 - ジョイントローラー
壁紙と壁紙の接続部分の圧着に使います。 - カッターナイフ
壁紙を貼り付けたあとに壁紙を切るのに使います。 - はさみ
必要な壁紙をロール巻から切り出すのに使います。 - ぞうきん
施工時、周囲に付着した壁紙ののりを拭き取るのに使います。 - メジャー
必要な壁紙の量を測るのに使います。 - ビニールシート
壁紙を床に広げたときの汚れ防止用です。 - 下地用パテ
下地がでこぼこしている場合に平らにするために使います。（必要な場合のみ） - 左官ゴテ
下地のでこぼこをパテで平らにするときに使います（必要な場合のみ）
①〜⑤の道具については、それぞれ個別に揃えるよりも、壁紙施工道具（①〜⑤）がセットで売っている壁紙屋本舗の初心者セットがおすすめです。
ちなみに、壁紙と施工道具（①〜⑤）がセットになっているものもあります。
壁紙も張り替えに必要な道具も一緒に購入でき、自分の好きな柄の壁紙を選べるので、はじめて張り替えする方におすすめです。
僕もこの初心者セットで壁紙の張替えをはじめました。施工道具は今でも使っています。
壁紙クロスの必要量（長さ）の調べ方
壁紙の横幅サイズは100cm弱ですが、実際に残る（貼れる）のは約90cmほど。
壁紙の必要量を調べる前に、まずは壁紙のサイズ（横幅）を知っておく必要があります。
壁紙屋本舗で壁紙を買うと、幅およそ100cmの壁紙がロール状で送られてきます。
しかし、実際に貼り付けるときには数センチ重ねてカットしたりするので、重ね代を考慮すると壁紙の有効幅はおよそ90cmとして考える必要があります。
また高さ方向にも上下の切りしろが必要なので、実際の高さより5cmほど長く壁紙を用意する必要があります。
では下の写真を例に、実際に壁紙の必要量を調べていきます。
重ね代を考えて必要量を決めます。
全幅は約270cmなので、有効幅90cmとすると壁紙が3列分貼れることが分かります。
高さ方向は窓部分で途切れる部分があるので、合計5枚の壁について高さを調べ、それぞれに切りしろ分を足し合わせます。
- 高さ235cm → 必要量240cm
- 高さ62cm → 必要量65cm（不安な人は70cm）
- 高さ78cm → 必要量85cm
- 高さ62cm → 必要量65cm（不安な人は70cm）
- 高さ78cm → 必要量85cm
ポイントは、それぞれの壁（①〜⑤）について高さ方向の切りしろを考慮していることです。
5つの壁の高さ方向の必要量を足し合わせます。
240 + 65 + 85 + 65 + 85 = 540cm
今回の写真の例ですと、6m分の壁紙があれば張替えできるということが分かりました。
特に気をつけておきたいのが、壁の全長と全幅だけでは本当の必要量はわからないということです。
途中に窓があればその分減りますし、各壁面の上下には切りしろを考慮する必要があります。
今回の例では壁一面に対するものでしたが、リビング全面なら同じようなことをすべての壁面に対して行います。（天井も張り替える場合は、天井の長さも測ります。）
壁紙の必要量を調べるときの大事なポイントをまとめると次の2つです。
- 横幅：壁紙は横幅90cmとして横に貼れる列数を調べる
- 高さ：各壁面の実際の高さ+5cm程度を必要量とする
リビングの壁紙クロスをDIYで張り替えリフォームする方法
では、実際にリビングの壁紙をDIYで張り替える手順を写真付きで解説します。
リフォーム手順
作業前に部屋の中のスイッチプレートを取り外しておきます。（白いプラスチック部分だけ）
インターホンも取り外しておきます。
スイッチカバーやインターホンの取り外し方は下の記事で解説しています。
古い壁紙を端の方から剥がします。
壁紙を剥がしたあと、下地に段差がある場合はパテで平らに仕上げます。
下地に凸凹があると、壁紙を貼ったあとに凸凹が浮き出る場合があります。
壁紙を貼る場所の高さを測ります。貼る場所の高さは55センチでした。
購入した壁紙から必要な長さ+5cm余分にはさみでカットします。先ほど55センチでしたから今回は60センチ切り取ります。
裏面のフィルムには5cm間隔の目印があり、定規などで長さを測らなくても良いので便利です。
壁紙の裏側のフィルムを上半分だけ剥がします。ここではまだフィルムを全部剥がしません。
左右の水平を見ながら壁にペタっと貼り付けます。上下左右に余りを残すように貼り付けましょう。
貼り付けを失敗しても何回でもやり直せます。周囲にのりが付いても雑巾で拭いたらすぐ綺麗になります。
なでバケで壁紙の表面をなでて中の空気を外に出しながら貼り付けます。残りのフィルムも剥がし、壁紙を全部貼り付けます。
壁紙の端の部分を竹べらで押さえて切断用に折り目をつけていきます。
角の部分は折りたたむように折り目をつけます。
- 右端に合わせて折り目をつけてから横に折りたたむ
- 右端を折りたたんだまま、上側の端に合わせて下に折りたたむ
地ベラで折り目を押さえながら余分な壁紙をカットします。
上下と右端をカットしました。
1枚目の壁紙の横に2枚目を少し重ねて貼り付けます。
こんな感じで少しだけ重ねて貼り付けています。
1枚目と同様、貼り付けの際はなでバケで空気を押し出してください。
2枚目の壁紙の上下の端をカットします。
上下の端をカットしました。
1枚目と同様、竹べらで上下の端の折り目をつけてからカットします。
地ベラを定規代わりにして2枚重ねたまま壁紙をカットします。
カットが終わると、手前側の切り離された壁紙がめくれます。
内側にも重なっている壁紙があるので、こちらも剥がしておきます。
2枚の壁紙のつなぎ目をジョイントローラーで圧着します。
2枚重ねてカットしたので、つなぎ目はぴったり収まります。
あとは同じことの繰り返しです。どんどん横に貼っていきます。
すべての壁紙を貼り終えたら、壁紙と壁の境目をジョイントコークで仕上げます。
事前に取り外していたスイッチカバーやインターホンを最後に取り付けて元に戻します。
テレビモニターホンやスイッチカバー（コンセントプレート）が古い場合は、壁紙交換と同時に交換しておくと、より一層きれいな部屋になるのでおすすめです。
ビフォーアフター写真
Before
After
Before
After
使用道具・資材の一覧
| 外観 | リンク |
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リフォーム費用と作業時間の目安
リフォーム費用の目安
| 項目 | 数量 | 単価 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 壁紙30mセット | 30m | 9,980円 | 9,980円 |
| ジョイントコーク | 1本 | 400円 | 400円 |
| 合計 | – | – | 10,380円 |
作業時間の目安
- 壁紙剥がしから貼り付け完了まで：8時間
まとめ｜自分で壁紙交換すると低コストで部屋をリメイクできる！
壁紙の張り替えはDIYでも案外簡単にできます。ただ、壁紙剥がしから貼り付けまで丸一日かかったので結構根気がいります。
しかし、リビングの壁紙張り替えで1万円って考えるととても安いですよね。
壁紙を張り替えると見違えるほど綺麗になるので、いつも自分で「きれいやなー、きれいやなー」と自画自賛してしまいます（笑）
ぜひチャレンジしてみてください！
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壁紙は、和室の砂壁（繊維壁・土壁）の場合でも下地に専用ボンドを塗れば貼ることができます。
詳しい方法やビフォーアフター写真をこちらの記事にまとめているので、ぜひご覧ください。
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