この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
この記事では、マキタ14.4Vコードレス掃除機「CL141FDRFW」を購入して使ってみた感想をレビュー・評価としてまとめています。
コードレス掃除機の便利さを味わうと、もう普通のコード付掃除機には戻れません。
- 掃除機をクローゼットから出す
- 電源ボタンを押して掃除開始!
という感じで、すぐに掃除できるんですね。
掃除中、電源ケーブルが引っかかることもなければ、長さが足りない!なんてこともありません。
とにかく便利なコードレス掃除機ですが、今回僕が初めて購入したマキタ14.4Vコードレス掃除機「CL141FDRFW」についてレビューしました。
マキタ14.4Vコードレスクリーナー『CL141FDRFW』ってどんなもの?
外観・内容物
僕が購入した「CL141FDRFW」は、マキタのコードレス掃除機の中のちょうど真ん中あたりの吸引力を持つ14.4Vシリーズの掃除機です。
価格はAmazonで2万6000円ほどです。
マキタのコードレス掃除機には、バッテリー電圧(7.2V〜18V)で大きく分けて5つのシリーズがあります。
- 18V最上位モデル
- 18V
- 14.4V←今回の記事
- 10.8V
- 7.2V
下の表は、マキタのコードレスクリーナーの仕様を比較した一覧表です。(今回の機種を赤字で示しています。)
今回の機種は14.4Vなので、ちょうど真ん中くらいのモデルですね。ちなみに電圧が高いほど、吸引力も値段も高くなります。
僕が購入した14.4Vコードレス掃除機には、3種類のラインナップがあります。
見た目ではわかりにくいですが、大きな違いは「集じん方式」と「スイッチ」です。
- CL140FD
カプセル集じん、トリガースイッチ - CL141FD←今回の記事
カプセル集じん、ワンタッチスイッチ - CL142FD
紙パック集じん、ワンタッチスイッチ
僕が購入したCL141FDは「カプセル集じん」「ワンタッチスイッチ」です。
ワンタッチスイッチは、一回押すと連続運転が始まり、スイッチを押すたび吸引力が「強(29W)→ 標準(10W)」と切り替わります。
はじめて購入したときには、消耗品がないほうが良いと思い「カプセル集じん」を選びました。
後述しますが、実は「紙パック集じん」でも高性能フィルターを使えば消耗品なしでも使えます。
そのため「カプセル集じん」のメリットは集じん容量が大きいことくらいです。
- カプセル集じん:650mL
- 紙パック集じん:500mL(高性能フィルター)・330mL(紙パック)
今思うと紙パックタイプでもよかったですね。
CL141FDには、付属品の組み合わせの違いから2つのラインナップがあります。
- 型番:CL141FDDZW
掃除機本体のみ - 型番:CL141FDRFW←今回の記事
掃除機本体+バッテリー+充電器
では、僕が購入した「CL141FDRFW」の内容物を見ていきます。
- 掃除機本体
- パイプ(サッシノズル付き)
- ヘッドノズル
- 3.0Ahバッテリー
- 充電器
- 高性能フィルター
- 取扱説明書
はじめてコードレス掃除機を買うなら、購入したらすぐに使い始められる、バッテリーと充電器がセットになった「CL141FDRFW」がおすすめです。
重さ・サイズ
CL141FDの重さは、掃除機本体・バッテリー・パイプ・ヘッドノズルを合わせて約1.6kg。長さは1mほどです。
マキタのホームページに記載されている重量は、パイプとヘッドノズルの重さを含んでいないので要注意です。
マキタのコードレス掃除機の特徴の1つとして、手元側に重心がありヘッド側が軽くなっています。
重心が手元側にある掃除機はヘッドの先を簡単に動かせます。
反対に、重心がヘッド側にある掃除機では、床につけたままの押し引きは簡単ですが、ヘッドの先を持ち上げたりするのが難しいです。
ここは掃除する上で大事なポイントなので、一度家電量販店などで手に持ってみることをおすすめします。
基本機能・使い方
①バッテリーの取り付け・取り外し
バッテリーの取り付けは簡単。スライド式なので、ガイドに合わせて押し込むだけ。
ロック機構があるので、取り付けるとカチッと音が鳴ります。
バッテリーの取り外しは、バッテリーに付いている白いロック機構を下げながら引き抜くだけです。
取り外せるバッテリーは、コードレス掃除機を買う上で重要なポイントです。
- 予備のバッテリーを買うと、運転時間を増やせる
- 充電中は掃除機本体を片付けられる
ダイソンなど、他メーカーの一部の機種では掃除機内蔵バッテリーなので、運転時間は増やせませんし、充電中は掃除機本体を片付けられません。
②パイプの取り付け・取り外し
パイプの取り付けは、パイプを掃除機側にスポっと差し込むだけ。取り外しのときは少し固いので、パイプをねじりながら引き抜きます。
③ヘッドノズルの取り付け・取り外し
ヘッドノズルの取り付けもパイプと同様、差し込むだけ。取るときも引っこ抜くだけです。
マキタのコードレス掃除機のヘッドノズルはシンプルで、残念ながら一般的な掃除機にあるような回転ブラシはありません。
④フィルター・カプセルの取り付け・取り外し
CL141FDはカプセル集じんなので、内部に高性能フィルターが入っています。
フィルターには突起がついており、掃除機内部の溝に引っ掛けて固定します。
高性能フィルターを取り付けたら、最後にダストカプセルを装着します。
カプセルの取り付け部にはロック機構はありません。パイプを外す際などに間違ってカプセルが外れないように注意する必要があります。
⑤ワンタッチで掃除開始
掃除機を取り出してスイッチを押せば掃除開始!とにかく手軽に掃除機をかけられます。
パイプを取り外せばハンディクリーナーになり、付属のサッシノズルを付ければ細かい所の掃除もできます。
掃除機本体部分にLED照明がついており、運転中はライトが光ります。
ライトの光具合はこんな感じ↓
LED照明は、車の中の掃除などで暗い場所で役立ってくれます。
⑥バッテリーの充電
CL141FDRFWには、充電器(DC18RC)がセットで付いています。7.2V〜18Vのスライドタイプのバッテリーであれば充電できます。
バッテリーをスライドさせて装着すると赤ランプが点灯し、自動で充電が始まります。
吸引力(吸込仕事率)
CL141FDの吸引力は29W(強モード)で、マキタのコードレス掃除機のラインナップの中でも真ん中くらいの強さです。
実際に使ってみると分かるのですが、フローリングの掃除なら29W(強モード)ではなく10W(標準モード)でも十分です。
上の写真は、フローリングに撒いた木くずを標準モードで掃除する様子です。
標準モードの10Wでも1回の吸引でほとんどのゴミを吸い取っています。
標準モード・強モード、それぞれ掃除する様子の動画もまとめているので、詳細は記事後半をご覧ください。
充電時間・連続運転時間
マキタのコードレス掃除機の良い点の1つが充電時間の短さです。
今回購入したCL141FDの充電時間はわずか22分。他機種の比べると格段に早いです。
充電が早いと、バッテリー切れになってもすぐに掃除を再開できるのがメリットです。
日立やダイソンのコードレス掃除機では、3.5時間も充電しないといけないので、充電し忘れていたら使い物になりませんね。
連続運転時間の比較のグラフがこちら。
各機種ともに最弱モードでの比較です。
マキタのCL141FDの連続運転時間は40分と他機種に比べて少し短いものの、そこまで大きな差はありません。
ちなみに、マキタ・SHARPのコードレス掃除機はバッテリー着脱式なので、予備のバッテリーを用意すると運転時間をさらに伸ばせます。
強モードでの運転でも20分使えますが、それでも短いと感じることはありませんでした。
マキタ14.4Vコードレスクリーナー『CL141FDRFW』の実際の使用感は?
フローリングの掃除なら吸引力は「標準10W」でも十分
上の動画は、フローリングに撒いた木くずをCL141FDで掃除する様子です。
- 強(29W)
- 標準(10W)
のそれぞれの設定で掃除してみました。
比較の結果、強・標準のどちらの吸引モードでも、1回の吸引でほとんどのゴミを吸ってくれました。
このことから、普段のフローリング掃除だと標準モード(10W)でも十分ということが分かります。
- 1回の吸引でほとんどのゴミを吸ってくれる
- フローリングなら標準モード(10W)でも十分
カーペット(起毛なし)の掃除も一応できる
上の動画はカーペット(起毛なし)に撒いた木くずを掃除機で吸引する動画です。
こちらも
- 強(29W)
- 標準(10W)
の2つの吸引モードで比較してみました。
比較の結果、強・標準どちらのモードでもフローリングのように1回の吸引ではゴミを吸い切れませんでした。
何度か掃除機をかけるときれいになりました。
強モードだとちょっと動かしにくいですが、起毛がないカーペットなら普通に掃除できます。
- 何度か掃除をかけるとカーペットでもきれいにできる
- 1回の吸引ではゴミを吸いきれない
- 吸引力が強いと動かしにくい
ゴミ捨て時の手入れが少し手間
マキタのコードレス掃除機選びで迷ったのが「カプセル集じん」と「紙パック集じん」。
消耗品がない方がいいと思って「カプセル集じん」を選びましたが、ゴミ捨てやメンテナンスが意外と手間だったのでレポートします。
カプセルを開けるときは注意しないとゴミがこぼれてしまいます。下にゴミ箱などを準備してからカプセルを開いたほうが良いです。
カプセルを開けると、カプセル側とフィルター側両方にゴミが付いています。
カプセル内部のゴミはそのままゴミ箱に捨てます。
しかし、パイプ接続部の隙間にゴミがたまります。コンコンしても落ちない時があるので、手や細い棒で取る必要があります。
フィルター側では、フィルター全体にゴミが付いているので手で取ります。
また掃除機側との隙間にもゴミがたまるので、フィルターを外してきれいに取り除きます。
高性能フィルターはとても細かいゴミの粉末まで受け止めてくれています。
大きなゴミは手で簡単に取れますが、粉末はフィルターを叩くか水洗いしないと取れません。
高性能フィルター内部に粉末がたまるような設計なら、外側からポンポン叩いて落とせるのですが・・・、フィルターの外にゴミがたまる構造なんですよね。
なんで逆にしてるの?と思っていたら、紙パック集じんでは内部にたまる高性能フィルターになっていました。
消耗品フリーがいいと思って選んだカプセル集じんでしたが、
- 紙パック集じんでも高性能フィルターがある
- 紙パック集じんは高性能フィルター内部にゴミがたまる
という理由から、僕はカプセル集じんより紙パック集じんをおすすめします。
- 消耗品無しで使える
- メンテナンスが少し手間
紙パック集じんを使っている様子はこちらの記事で詳しく解説しています。
マキタ18Vコードレス掃除機CL282FDRFWレビュー!吸引力・使い勝手が改良された普段使いにおすすめの最上位モデルパイプを取るときにカプセルが開いてしまう
パイプを抜くときには注意が必要です。
カプセル集じんの場合にカプセル部分を持たずにパイプをねじってしまうと、カプセルが開いてゴミが散乱してしまいます。
油断するとカプセルを開いてしまってゴミをばらまいてしまうことがよくありました。。
ヘッドノズルをまっすぐ取り付けにくい
使っていて不便だったのが、ヘッドにもパイプにも目印がないのでちょうど真ん中に取り付けにくいことです。
真ん中だと思って取り付けても、上から見るとちょっとずれてるんですよね。
ヘッドの取り付けでは、毎回上から見て調整が必要なのでちょっと手間でした。
布団の圧縮には少し力不足。でも工夫すれば使える
CL141FDを使って実際に布団の圧縮をしてみたのが上の動画です。
掃除機って布団の圧縮にも使うので、マキタのコードレス掃除機が使えるのかどうか試してみました。
2分半ほど吸引してみましたが、なんだか物足りない感じ。やはり14.4Vのコードレス掃除機では少しパワー不足です。
そこで我が家では、布団圧縮のときは上に人を乗せて圧縮をアシストします。
人の重さ分だけ空気が押し出されてくるのでそれを掃除機で吸い取ります。
すると、こんな感じにペッタンコになります。
比較したのがこちら。
Before
After
だいぶペッタンコになってますね。
というわけでCL141FDでの布団の圧縮は、パワーが少し不足するものの、人が乗るなどちょっと工夫するとなんとか使えるレベルになります。
- 少し工夫するとなんとか圧縮できる
- CL141FD単体ではパワー不足
- 吸引に少し時間もかかる
まとめ|マキタ14.4Vコードレス掃除機『CL141FDRFW』のレビュー・評価
はじめた買ったマキタ14.4Vコードレス掃除機「CL141FD」のレビューをしました。
マキタ14.4Vコードレス掃除機「CL141FD」の特徴をまとめると
- 手前に重心があるので掃除しやすい
- バッテリー充電22分なので他機種に比べとても早い
- 予備のバッテリーで運転時間を伸ばせる
- ヘッドがシンプルなのでカーペットには不向き
- カプセル集じんの手入れが少し手間
いくつか改善してほしい点はあるものの、普段の掃除が劇的に手軽になったので満足の買い物でした。
はじめてマキタの製品を買う人には、バッテリーや充電器がセットになったCL141FDRFWがおすすめです。
あわせて読みたい
今回レビューした14.4Vのコードレス掃除機を数年間使用した後、18V最上位モデルに買い替えました。
18Vのコードレス掃除機も検討している方はこちらの記事をご覧ください。
マキタ18Vコードレス掃除機CL282FDRFWレビュー!吸引力・使い勝手が改良された普段使いにおすすめの最上位モデル