読書。知ってるようで知らない紙幣の仕組み。『マネーを生み出す怪物』

最近、この本を読んでいます。金持ち父さんのコラムに出てきて気になっていた本です。

この本、廃刊でもう新品では売っていません。どうしても読んでみたかったのでAmazonで4000円、勇気を振りしぼって購入しました。

中々読み応えのある本で読むのに結構時間がかかっています。

中央銀行とは何なのか。なぜ国は借金するのか。

分かっているようで理解していない現代の金融の仕組み。その裏側を、中央銀行設立から過去の戦争、歴史を振り返りながら解説しています。

ちなみに読み物としては少し偏った残念な感じ。鵜呑みにするのではなく一歩引いて読むことをお勧めします。ただ、この本から学ぶところは紙幣の本質のところだと思うので、気づきになる良書だと思います。

インフレは隠れた税金と同じ?

昔は紙幣は金に裏付けを持っていたため価値がありました。しかし今はどうでしょうか。金本位制は廃止され、中央銀行はなんの裏付けもなく紙幣を印刷することができます。

この現在の中央銀行の仕組みについてこの本は警笛を鳴らしているわけです。

例をあげて考えてみましょう。

日銀が金融緩和と言って紙幣を大量に発行したとすると市場に紙幣があふれます。すると、紙幣の相対的な価値が下がり、例えば今まで100円だったモノを買うのに200円出さないと買えなくなります。

要するにインフレですね。今まで買えていたモノを同じ金額で買えなくなる。紙幣の購買力が低下します。

紙幣を持っていた人はみんな購買力が低下してしまいます。この紙幣を持っている人全員の購買力の低下分を、印刷した国が得をしていることになります。

分かりますかね(?_?)

例えば、国民1億人、1人1万円持っているとします。国が借金して中央銀行が紙幣を印刷することで、紙幣があふれ流通している1万円札の価値が1円下がる。(インフレ)

すると、国民は1万円札は持っているけど、実際の価値は9999円になっている。1人1円分の購買力が減って、国民全体で1億円分の購買力が低下したことになる。

『国が借金して紙幣を印刷する』という行為により、国民から1億円分の価値を奪い取っているわけです。みんなの持っている紙幣の価値・購買力を下げ、下がった購買力分を国が頂戴しています。

1年で1万円の価値が1円下がってても分かりませんよね。あぁ、なんかモノが高くなったなぁくらい。

国民は増税には敏感ですが、持っている紙幣の購買力の低下には中々気づきにくい。こうして、国は増税なしに資金を調達しています。

だから、インフレは隠れた税金では?というわけです。一概には言えませんが、こういう考え方もありますということで。

週刊少年ジャンプの値段の推移

参考ですが、子供の頃買っていた少年ジャンプの値段。父のころは100円以下です。100円の価値がどんどん下がっていますね。

裏を返せば、価値のあるモノを持っていれば紙幣に左右されないということです。だから大家さんは強いんですね!

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2 件のコメント

  • インフレへのヘッジとしては、株、不動産、コモデティやね
    日本はスタグフレーションに近いから、株(REIT含む)じゃヘッジにならないような気がしてきた・・・

  • > インフレへのヘッジとしては、株、不動産、コモデティやね
    >
    > 日本はスタグフレーションに近いから、株(REIT含む)じゃヘッジにならないような気がしてきた・・・
    お、コメントありがとう~^^
    株もリスクヘッジになるんかな?株の取り扱いが分からない。
    紙幣以外の形で保有していたらOKなのかな。
    スタグフレーションはまた考えるだけでも難しい・・

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